看護師の私が語る夜勤の辛さと夜勤なしの職場で働いた体験談

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看護師として働きたいけど、夜勤のないところで働きたいという方も多いでしょう。しかし、覚えておいていただきたいことがあります。看護師は女性の職場です。一般の男性は仕事で意見が対立しても、それが終われば仲良く酒を酌み交わし、さばさばと仕事をしているなとよく感じます。何故女性が集まるといじめやねたみが多いのだろうとずっと感じていました。いつだか調べると、女性は社会進出をしてから歴史が浅いため、社会経験が少ないがために、多くの人とのコミュニケーション不足でそのようなことがおこると読んだことがあります。

仕事は何がやりたいかは勿論大事ですが、厳しい仕事環境で、女性の上司・先輩・同期・後輩の中でどう生き抜き、看護師を選んだからにはいかに長く続けられるかがポイントになると私は思います。

そしてそう頭では分かっていても日々の業務に追われると、辛く我慢が出来なくストレスがたまり、大変な思いをして学校を卒業したにも関わらず辞めるという選択をしなければならなくなってしまいます。今までに私が経験した内容を場所ごとに分けて記載します。

総合病院での体験

私は別の職種で社会人を経験して看護師になりました。看護師をなった理由は、結婚をきに自分個人ではなく、家族としての将来を考え、それまでデザインの仕事をしていましたが、今後子どもを産み育て、いつか来る親の介護をしながらはたして同じように働き続けられるかで悩んだからです。悩んだ末に看護師ならば自分の身体が許す限りは働け、望めば80歳でも働けます。実際に80歳と74歳の看護師が身近にいるため心強いです。万が一、夫が自分より先に亡くなっても、親の介護で金銭面での援助が必要でも、ある程度は他の職よりも安定している看護師ならば、夫だけではなく自分も一家の大黒柱として働けるのではないかと思い職につきました。

総合病院で新入職員として入職しました。新入職員といっても新卒のフレッシャーズの人達からは6歳ほど年上でした。希望通りの産婦人科・小児科混合病棟に配属されたのはよかったのですが、他の病棟と比べると平均年齢25歳ほどで自分より年下ばかり。先輩の立場となる人達は、年下だけども変なプライドと自信を持ったはりきりやさんばかり。若干引きながらも、社会人生活でつちかった愛想と空気を読む力で、率先して仕事を行い、先輩のぐちには仕事時間中には付き合うことで、いじめられることもなく無難に働いていました。

注意されることといえば、つまらない内容。もっとましな指摘をしてくれよと思いながらも日々働いてました。ただ夜勤もあるため、面倒くさい先輩とは勤務がバラバラになるためその点はいいものの、勤務表が出るたびに仲のいい同期同士で飲みに行き、どの先輩と一緒だったかで文句を言い続け5時間は話せました。どこの世界も一緒で、大体仕事をしない先輩に限って口が出るものでした。実際の夜勤では、どの先輩だと何人位の受け持ちをさせられるなどわかってくるものです。主任と組むときが一番人数を持たされたのはさすがに引きましたが、そのかわり私の休憩中に点滴の切り替えになるように時間をずらした私も正確が悪くなっていくのを感じました。

看護師は正確がキツイや悪いというのを前々から聞いていましたが、人の命を預かっているため、1分1秒を争うこともあるのもありますが、女の世界で生き抜いていくには徐々に性格が悪くなるのは仕方のないことだと思いました。職場を一歩でたら隠したい部分ではありますが。自分の母親には今でも性格悪くなったねと時々言われてしまいます。

総合病院で経験を積んでいくと、異動も多くたったの数年で徐々に先輩もいなくなり、後輩ばかりが増えていきました。

ある年、一人気になる後輩がいて勤務のたびに24時間点滴してる患児の点滴トラブルがありました。点滴管理は勿論看護師の仕事です。なぜかその後輩が受け持つと一日一回トラブルがあります。点滴が漏れたり、閉塞したり抜けてしまったり。リーダーをしていた私が心配で見に行くと見つけることが多く、後輩の手が回るように、私や他のメンバーがフォローに入り、点滴トラブルが多く気をつけようと事前にミーティングをしていてもおきてしまいます。それに対して師長さんに報告すると、責められるわけではないもののリーダーの私の責任と言われ驚きました。同じことを繰り返したため事前に気をつけるよう伝え、大変な所は補佐をしていたにも関わらず、私に責任がつくならリーダーなんかバカバカしくてやっていられないなと思いました。それならメンバーのまま自分の仕事だけをしていたいと感じました。

師長さんからは、使えない新人を自分が楽ができるように育てなさいとも言われましたが、そんな子に限ってやっとちょっと育ったかなと感じる3年くらいで給料が安いといって辞めてしまい、また一から新人教育が始まり、それは今後永遠に続くことにゾッとします。

私を責めはしなかった師長さんも女性で、きゃぴきゃぴしていた別の新人には「毎日飲みに行く元気があったら、その情熱を仕事に回してほしいね」などと嫌味をいう場面もあり、まだまだ女の世界である看護師の世界は、いかに上司に気に入られるかにかかっているなと思います。上司や先輩からパワハラをされただけで、仕事に行きたくないし一緒に夜勤で16時間も一緒にいるなんて考えるだけで耐えられません。仕事内容よりも人間関係が続けるのに特に大事だなと痛感します。

看護師が女性にとって他の職種より高給なのは夜勤があるからだが、看護師になって感じるのは自分の命を削っているからその対価であるから高くて当たり前と感じます。若いうちは夜勤をすれば面白いように給料が上がったように見えるため、月限定で夜勤専従をやったりもしました。

しかし体力がある若いうちにしかそんなことは出来ません。免疫力は落ち、体調を崩しやすくなり女性ホルモンは崩れ生理が不順になったりします。友達や彼氏と会うための調整も難しくなり、一人また一人と離れて行きます。そんな思いをしてまでお金を稼ぐ必要があるのかも、仕事に慣れた五年目位で感じることです。

子どもを欲しいと思った頃には、すっかり長年の夜勤での生活でホルモンバランスは崩れ、子どもが欲しい時にできにくくなるのも目に見えています。今まで働いた病院で、1病棟につき2人は不妊の人がいたのを覚えています。お給料が高くても、とても忙しく委員会や勉強会でいつも残業。自分の時間が取れずにトータルでお給料が仕事量に見合っていないと仕事を辞めたくなります。看護師という仕事を選んだ時点で忙しいのも大変なのも覚悟していると思いますが、毎日数時間残業するのが当たり前だとプライベートの時間も減り、家と病院の往復だけでも辞めたくなります。

また看護師はどこも不足と言われており求人は多くあるものの色々な条件があり、条件があった就職先を探したつもりでも、惹かれた他よりも多いはずの年間休日を消化できないところもあります。年間休日はもちろん有給休暇も消化できないこともすくなくありません。私も夏休暇3日に惹かれて入ったものの、二年目から制度自体がなくなってしまいました。

条件をみて入職したつもりでも、徐々に悪条件になっていくのも少なくありません。また入職して患者に対しての看護師数が充足しても、徐々に辞めていき結局職員は減り、少ない人数で日々のシフトを回さなければならなく大変な思いをすることも少なくありません。

総合病院では病棟・外来と経験しました。外来では8科を2チームにわけその日の勤務人数で配属が週間予定で決まります。8:30〜17:30ほぼ立ちっぱなし。診察介助・採血・点滴管理・検査説明・検査だし・入院準備・救急車対応・機材管理・予防接種の管理発注・クリニックから紹介できた患者のバイタルチェック。書き出すとこんなにやっていたのかと思いますが、今はもう出来ないなと思います。

学び・動きその繰り返しで体に染み付き動けていたのだと思います。今から総合病院の外来で働こうなんて全く思えません。外来は夜勤はないですが、外来でも長く務めると救急外来に配属され夜勤があるため恐ろしくて3年で辞めました。

外来は一日立ちっぱなしだし、休憩も点滴してる人がいるとみつつの休憩で外来の端っこで、患者から見えないように食べてその場にいなければありません。一日中同じ場所にいなければならないのも私には辛かったです。また冬場はインフルエンザや感染症が多く定時で終わらない日が多く、重症者ほど外来診察の受付時間のギリギリに来て、入院になるためどんどん帰宅時間は遅くなります。季節によって終わる時間が変わるのも外来勤務の欠点でした。

保育園での看護師業務

人生で一度は保育園で働きたいという思いと、もう夜勤をしないで規則正しい生活をしたいという思いで決めました。前職の師長には引き止められつつ「絶対つまらなくて辞めるよ」と言われていました。働いてみると、保育士さんの多くから看護職の給料の高いことのねたみがすごいことに気づきました。ねたむだけで特になにもされないところが、看護師と保育士の違いかとも感じました。

保育士さんの一人から、ずっと前にまだ両方の職が同じ位の給料だった時に、看護師ばかりが上げろ上げろと騒ぎ、今のような給料形態になったそうです。その真意を調べる気にもなりませんでしたが、どの職場でも女子が多い職場は偏った考えとねたみがあるなと自分の中で理由付けをしました。保育園での主な業務は保健活動でした。感染症の予防や保育士さん相手の教育。一ヶ月に一回の園児相手の怪我やインフルエンザについてなど、テーマを決めてそれに沿った紙芝居を作成し話をしていました。子どもたちはみんな可愛くて、私を下の名前で〇〇先生と呼んでくれてとても嬉しい経験でした。

ただ一年働いただけで、仕事内容もわかりこんなものかとつまらなく感じてしまい長くは続きませんでした。病院でのフル回転での業務に比べると明らかに暇だし、夜勤もなく体調管理にはもってこいの職場ではあったが、30台に働き盛りの自分で考えると、物足りなくやりがいが感じられないものでした。総合病院の師長さんが言っていたことは的中してしまいました。

ただ働かなければわからなかったことなのでいい経験ができました。また辞める時に園の社長から、開園してからほぼ一年で看護師は辞めてしまう。辞める理由はみんな同じでやりがいがないといた内容です。 看護師として病院で働いた人間が、極端に楽な仕事についてしまうと、つまらなくやりがいがないという理由で辞めてしまうのも、看護師の性格の難しさを感じます。簡単にいえばわがままなのかもしれません。また一度は保健師の資格も取ろうかと考えたこともありましたが、保育園での保健業務のようなことをするのであれば、やりがいがあっても、仕事内容としては私には向かないのだなと知ることができてよかったです。

老人介護保健施設での体験

子どもが小学生になるタイミングで、日勤常勤で求人のあった老人保健施設に勤め始めました。小学生になると、朝の旗振りや安全点検で登下校の道のりの安全を守る係や、挨拶運動では校門の前に立ち、登校する児童に挨拶をする係があります。全てを有給や公休を使い休んでいたら常勤でなんて働けないため、係をしてから出勤しても間に合う近場を選んでみました。

やはりとてもらくです。若いときは職場と家が近いのはやだ。仕事帰りには、同僚と飲みにも行きたいし、買い物にもセールにもこまめに行きたいとこだわっていましたが、子育て中のいま一番大切なのは時間です。一分一秒無駄にはできません。もちろん夜勤なんてして、夜に家を開けられないし、ながながと仕事をするわけにもいけません。

私は働いたことはないですが、9:00〜17:00の勤務時間の職場で働いている知り合いがおり、以前私が勤めていた総合病院が8:30〜17:30でした。今は9:00〜17:30です。拘束時間は求職中も気になりますが、入った後にも仕事に慣れてきて、全体的な満足度を考えると気になってくる点の一つです。

老人介護保健施設での主な仕事は、利用者の健康管理が主な仕事です。医師が日中いるため診察介助・配薬・体調不良の人のバイタルチェック・点滴管理・サービス内容を定期的にご家族に伝える会議への出席があります。入浴介助もないし入浴前のバイタルチェックも介護さんがやるため、1フロアに2人いる看護師は楽なほうです。ただ医療行為にも適度に関われるため今の自分にはちょうどいい職場です。

在宅復帰を目指すのが目的なため、介護度が高い人はそんなにはいなく、ADLも杖や歩行器レベルの人が多く、車椅子の方がちらほらいるといった環境です。ケアさんが主にオムツ交換や入浴介助をしてくれるため、今まで病院でしてきた重労働の部類に入っていたものが除外され、勤務中はコルセットを外すことが出来なかったですが、今はコルセットいらずです。残業も年に5回もなかったですし、17:30きっかりに仕事を終え、18:00までの保育園のお迎え間に合うので、家庭と仕事の両立はほぼ完璧です。

今回入職の面接時で驚いたのは、病院でいう看護部長の役職が係長という立場でしたが、男性ということです。聞けば事務長が男尊女卑らしく、出世したいわけではない私には関係なく入職を決めました。看護師・介護士・事務・リハビリの役職者が全て男性なのは驚きましたが、係長の気の配り方が細かく、まだお子さんもいないのにも関わらず、子育て中の職員への気配りがすごいことにも驚きました。

突発の休みは、こちらが申し訳ないという気持ちを最小限になる声掛けをしてくれるし、小学生未満の子の病気では率先して看護休暇を使いなと勧めてくれます。男女関係はないのでしょうけど、今までの看護師長ではそこまでしてくれる方はいませんでした。

実際看護休暇なんてこの施設より前では一度も使ったことがありませんでした。ただ問題がおきた時の処理能力が、私達平社員と同レベルで悩むだけという難点はありますが、そんなことは帳消しになる気配りの方です。毎回そのように対応してくれると、自然と職員間でお互い様と思うことができ、看護職は少ない人数ですが、お互いが声を掛け合い助け合うように自然に出来てきているように思います。育児中の看護師には最適の職場であると、働いているいまでも思います。ただ今の職場で気になるのは発達障害であろう介護スタッフが多いことです。(非常勤の精神科医からもそうであろうと伺っています)入職してすぐ気づき他のフロアも見て回りましたが、各階2名ほどいます。もちろん働いては駄目なんて全く思っていませんが、職場内の多さにびっくりしました。

職場自体が社会復帰施設の役割をしているのかと感じるほどです。看護師であればきっと一緒に働けばすぐ気づきます。そのためその方の良い点が生きるように、無理のない声掛けや頼み事をします。しかし知識不足の介護のフロア責任者自身がいじめをしていたのには驚き、看護師で注意を促しましたが、結局その介護士さんは辞めてしまいました。辞めるときには、介護上司に看護師は良くしてくれた、介護士の同僚が、自分が仕事が遅い・仕事が出来ないと言われたと理由をいったそうです。雇ったのならば施設全体で責任をもち、職員間で情報共有をして職員の一員として働くべきであるのに、看護師と介護士の考え方の違いに驚きました。教育の時点での違いとも思いました。

病院での介護士はシーツ交換・オムツ交換や衛生材料管理などで別の職種として働き、お互い尊重し働いていた記憶がありますが、今の職場は看護師には言わないが、介護さん同士で派閥や罵り合いだと多くあり、気にしていると身がもたないため、今は見ない聞かない言わないで通しています。

この間も男の介護スタッフが女の介護スタッフをたたいてしまい、面会者も利用者も目撃してしまい、その日に退職かと思いきや勤務表がでているところまで働いてほしいと、またあのフロア責任者のせいで伸び、女性職員は怯えて残りの日数を働いています。今まで、看護師長は合う合わないはあるものの、悪いものはだめだとしっかり注意や処分をしてくれていました。どうも一部の介護職との連携の難しさを痛感しています。総合病院の病棟・外来と保育園・老人保健施設で働いてきましたが、まとめると総合病院は教育・勉強。看護学校を卒業して実践を学ぶためには一度は働いたほうがいいようにおもいます。ただそこが看護師と働く上で一番のストレスがたまる場所です。技術経験も未熟であるのに、夜勤があり生活習慣もみだれ、上司・先輩・同僚とのうまい付き合いかた。保育園なんてストレスは皆無でしたし、むしろ自分で仕事を探し、保健業務の改善点を探すほどの余力もありました。

老人保健施設は、介護士さんとの関係性がなかなか難しいですが、これに関しては職種が違うと割り切れば、ストレスはありません。子育て中の私には、家から近くて夜勤がなく、常勤日勤として働けるほどの有給消化・看護休暇の利用利率、上司の子育て世代の理解度を考えれば今の環境では一番の職場です。

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