看護師がスキルアップするためのオススメの方法6選

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看護師にとって、医療が日々進歩していく中では、勉強を続けることは必須になって来ると思います。

また看護師という仕事柄、真面目で勉強熱心な人も多くスキルアップのために努力し続けている方もいます。

これは病院で働いていると嫌でもしていかないといけないことだと思います。またスキルアップの方法もいろいろとあり、それぞれの目指すものに合わせて選択していくことができます。看護師にとってのスキルアップの方法について今回はお話ししたいと思います。

病院で開催される勉強会に参加する

これは一番すぐに誰でもできる方法であると思います。病院では定期的に勉強会が開催されていると思います。特に大きな病院であったり、先進医療を積極的に取り入れているような病院であれば開催される勉強会の内容もたくさんあると思います。しかもすぐに日々の看護の中に取り入れられるような身近なものが多く、比較的短時間で済むので参加しやすいものだと思います。大体は医者や認定看護師などの資格を持っている方が講義をしてくれます。中には病棟の看護師がしてくれる場合もあります。これらの勉強会に参加するメリットはお金をかけずに勉強ができることだと思います。しかも病院でほとんどが開催されるのでどこかに行くこともなく、すぐに受講できます。

しかし、これらの勉強会は時間外であることが多く、定時の30分後くらいからスタートになる場合が多いと思います。仕事が終わらなくて超過勤務となると参加できないし、勤務日でなければお休みなのに出てこないといけないことになります。

病院によっては必ず受けてくれと言われるような勉強会もあったりします。私が働いていたところでは、自分の病棟のスタッフが開く勉強会はみんな参加みたいな暗黙のルールもありました。しかも新人や経験年数の浅い看護師は先輩の顔色を窺って参加する人が多かったです。この勉強会は倫理委員会などで受講することを決められているものであれば超過勤務扱いでお金が発生するときもありますが、大体は自己研鑽という名目でお金も出ないです。

休みの日でも参加しているときは交通費もでないし勉強会に参加している間のお金も発生しないとなると、お金を払って勉強会に強制的に参加させられていることになります。自分が、興味があって、受講したいと思うのであればいいのかもしれませんが、そうでない場合は休みの日の貴重な時間も削られるし、お金も払わないといけないしということになってしまいます。また仕事が残っていてただでさえ超過勤務となるような時でも参加して、と言われることがあります。こういう時は勉強会分にプラスして超過勤務分も超勤申請してくれるならいいのですが、勉強会の分は超過勤務がでないところもあります。

勉強会の時間になったら先に勉強会に参加して、その後に病棟に帰ってきて残っている分の記録をしてからやっと帰れる、ということもあります。こうなると帰る時間が本当に遅くなってしまいます。勉強会に参加したことによってスキルアップできたな、と感じることができる勉強会もありました。褥瘡に関する勉強会とフィジカルアセスメントの勉強会です。

病院で使用しているマットレスのそれぞれの特徴や取り扱い方、褥瘡の評価の仕方、処置の方法、処置に使用するドレッシング剤の特性などを学べて次の日から病棟に帰ってすぐに使えるものでした。またフィジカルアセスメントもできているつもりでしたが甘いところがたくさんあることに気づけて、次の日から学んだことを活かして患者さんの観察を行えたな、と思いました。

このように病院で開催される勉強会は勤務時間後に行われて超過勤務も出なかったりしますが、日々の看護業務に直結するものが多いです。学んですぐに次の日から実践してみよることができることはいいことだと思います。わかるようになれば日々の看護が楽しくなることにつながるかもしれません。

セミナーや学会に参加する

他の場所で開催されるセミナーや学会に参加することもスキルアップに繋がると思います。種類によっては受講証みたいなものが発行されるものもあります。これらに参加する時は病院によっては出張扱いにしてくれるところもあります。これは自分がセミナーの講演者だったり、学会の発表者だったりしないとなかなか出張扱いにはしてくれません。大体はお休み希望を出して、休みを利用して行くことになります。遠方の時は交通費や宿泊費も全くでないのでかなり出費がかさみます。

これも病院によって年に1回は学会に参加すること!みたいな決まりがあったりします。私が働いていたところがまさにそうで、1回分は補助が出るとかそういう制度はなかったです。行きたいものとかいうわけではなく、近場で行けるものを探して行っていました。遠方まで行くと1日ではいけなかったりするので、2日休みを申請しないといけないし、年休とかではなく普通のお休みをつけられることがほとんどだったので、少ないお休みを学会とかで使いたくなかったからです。

共同研究者とかになっていても必ず出席というような感じでしたが、発表者以外は手当とかなかったので悲しかったですね。ほかにも看護協会に所属していれば看護協会主催のセミナーに参加することもできます。講座によっては早いもの順で早く申し込みをしないと受けられなかったりすることもありますが、いろいろな分野や領域の講座をやっています。

1日で終わるものが多いので自分の地区の看護協会の勉強会で、近くでやっているので参加すると勉強になるしスキルアップにもつながると思います。ただ、これも休みを利用して出席するものなので自分のお休みは削られますが、学会よりも受講しやすいものではないかなと思います。看護協会に所属していなければ受けられなかったり、料金が高くなるので入っていない人には参加は難しいかもしれません。

また病院によるとは思いますが学会などに参加すると勤務の都合で参加できない人もいるため伝達講習といって病棟で聞いてきたことを伝えないといけないこともあります。

そうなると余分な仕事が増えることになるのでしんどい思いをすることになると思います。しかも学会発表をちゃんと聞いていないと伝達講習もできないです。

院内留学制度を利用する

病院によっては、違う診療科の病棟に1日程度勉強に行ける、院内留学制度があるところもあります。この制度を利用すれば違う診療科でどんな看護をやっているのかを学ぶことができます。いつでも院内留学ができる!というわけではなく、大体が、期間が決まっていて少し前に院内留学したい人を募集しているような感じです。もともと病院に院内留学制度がなければ使うことはできませんが新しい発見もあっていい制度だと思います。ただ、病棟によってはこの院内留学制度を利用する人が多ければ日勤扱いでの出勤になるので、自分の病棟のスタッフ数が減るため、忙しく人手が足りないような病棟ではあまり積極的にアナウンスしていなかったりします。

また、自分が学びたいと思っている診療科がなければ院内留学もできないです。今ではある程度の規模のある病院であればICUへの院内留学など特殊部門への院内留学もできるようなところも増えてきていると思います。なかなか経験できないところでもあるのでこのような制度があるのならば積極的に利用するといいと思います。私も実際にICUに院内留学をしたことがあります。

病棟ではほとんど見ることのない呼吸器の種類や人工呼吸器装着中の患者の看護を専門的に学べたり、透析中の患者の看護、オペ直後の患者さんはどんな状態にあるのかを実際に目の前にして学ぶことができ、一緒にケアに入らせていただきました。病棟で行っているケアよりもドレーンやルートが多いため気を付けないといけないところも多く、体に負担をかけないように配慮し短時間で終わらせないといけないため、そのための注意点や事前準備も学ぶことができました。

外科的処置もどのようにしているかを学べたのでたった一日でしたがすごく勉強になったと思っています。また脳外科の病棟にも院内留学をしたことがあります。私は循環器科で働いていたので脳の病棟のことはあまりわからなかったため言ってみようと思い申請しました。同じ病院の病棟だけど看護体制も違い、全介助の人が多いためケアにとても時間がかかることがわかりました。

でも毎日看護師が時間をかけてその人に合わせたリハビリやかかわりをすることでよくなっていくことが目に見えるため、看護の力が発揮される病棟だったなと思いました。

患者さんが一つのことをできるようになるためにみんなで協力して取り組んでいるなと思いました。また食事介助に関してもどうやったら患者さんが食べやすいかということを学べたり、神経サインの取り方も学ぶことができました。

ほかにも診療科によっては観察している点が全然違うことや話しかけ方ひとつとっても違うなと思える新しい発見がたくさんありました。

ほかのセミナーや学会みたいにお金はかからないし日勤扱いになるので逆にお給料まで出て、本当に手軽な方法ではありますが新しいことが発見できるのが院内留学制度だなと思いました。また病院内の違う部署の知り合いも増えるので、転床などの時にも役に立つと思います。病院内でいろんな部署とつながりがあることも仕事をする上ではメリットになると思うのでいい機械だと思います。

違う病院に職場を変える

スキルアップのために、学びたい診療科がある病院や、病院の規模の大きなところ、または専門病院などに職場自体を変えることも方法の一つです。かなり労力のいる手段ではあると思います。

なぜなら、カルテの使い方や病院で採用している物品も全然違うし、制度も違います。それらに慣れることも大変だし、さらに新しい診療科の勉強もしなければなりません。人間関係も一からなので、精神的なストレスもかかります。

元々いる病院を辞めることも引き止めなどで難しい場合もあるとは思います。職場を変えてすぐの時点ではしんどいことが多いと思います。

しかし、前の病院では学べなかったことが学べるというメリットがあるので、勉強したいことがすごく明確に見えてきた人なら、転職してスキルアップすることも一つの手だと思います。

大学病院や最先端医療を行っている病院でしか特殊な専門的な医療は経験できないし、そのような医療を経験したいのであれば転職することがいいと思います。同じ診療科であっても病院によって得意とする疾患や治療法はちがうので勉強になることは多いと思います。私は転職という方法でスキルアップしようと考えて転職しています。経験のある診療科に配属されても全然違うなーと思うことはたくさんありました。一日の流れも違うし、同じような疾患や処置であったとしてもやり方が違ったりすることもありました。

でもそれはそれで新しい見方ができるようになったし知っていることでも振り返りながらやることで勉強になったと思います。

大学院に進学する

ある程度経験を積んで、自分の興味のある分野や突き詰めたい分野が決まっているのであればその専門領域に応じた認定看護師や専門看護師の勉強をして資格を取得することもいいと思います。

資格をとればほかの看護師と違い手当がついたり、資格をもっていないとできない看護ができるようになったりします。今は看護師でも認定看護師や専門看護師の資格を取ることが普通になってきているので病院によっては学費等の支援をしてくれるところもあります。そのような制度を利用すれば大学院への進学もしやすいので利用するといいと思います。自分自身も興味のある分野をしっかり学ぶことができる機会を与えられるのでいいと思います。

また学んだことを今度は自分の病院に持ち帰って病院のスタッフに伝えられるという楽しみもあります。教育的な立場に立つことも多いため、指導とかをすることが好きな人にとってはやりがいが感じられるのではないかなと思います。

認定看護師や専門看護師の方がいると、何かあれば相談する人がいるという安心感があるのでスタッフとしても心強いです。最近では特定看護師という、医師の業務の一部も看護師の判断で行える看護師も出てきています。ただこの認定看護師や専門看護師の資格を取得したからといって大幅なお給料アップにつながることはあまりないと思います。

患者さんと密に関わりたいという人にとっては知識の普及活動が大きくなるため病棟配属されて働くのではなく看護部長室付とかになっていろんな病棟を横断的に働くようになることもあります。そうなると思っていたのと違うとなってしまうこともあると思うのでその病院ではどうなのかを調べる必要はあると思います。

認定看護師や専門看護師の数が多い病院であれば資格取得に力を入れている病院であると思います。それらの資格を取りたいと思うのあれば認定看護師や専門看護師の多いところで就職するといいと思います。

誰でも病院の制度を利用して大学院等に行って勉強できるわけではなく、看護部長との面談などがあってそれをクリアしないと行かせてもらえないことも多いです。なので希望してもいけなかったときは他の方法を考えないといけなくなります。

新しい資格を取る

看護師の資格以外にプラスで資格を取得するという方法もあります。たとえば保健師。保健師は地域で暮らす方が病気にならないように予防活動をしたり、病気の早期発見をしたりすることが仕事です。

看護師はどこが問題点かを探してそれに対処するようにと考えますが保健師は地域の強みを見つけてそれをどうやって伸ばすかを考える仕事と言われています。看護師とは考え方が違うということです。

保健師も各地域の保健所に必要であるし、看護師の資格を持っていないと保健師の資格だけでは役には立ちません。助産師も看護師の資格があることを前提に追加で持っていると助産院や産科の病院で助産師と名乗って働くことができます。

安定したお産であれば助産師だけで子供を取り上げることもできる職種です。また助産院の開業もできる職種です。保健師も助産師も追加でとろうと思えば学校に通う必要があります。

大学等の学校によっては看護師と保健師・助産師の同時取得もできるところもあります。精神保健福祉士の資格もあります。この資格は精神障碍者の方の相談や援助を行う国家資格でPSWと略されることが多いです。

うつ病などの精神障害を持つ方が増えている現在の状態では需要のある職種だと思います。これもある程度学校で学ぶ必要があります。一部の看護大学では受験資格の取れるところもありました。この資格は看護師の資格があってもなくても役に立つ資格です。

病院での看護に活かせる資格を取ることもスキルアップにつながると思います。たとえばアロマセラピストの資格です。ターミナルの患者さんの癒しにアロマオイルが使われることがあります。足湯やマッサージ等です。

施設等でも積極的に取り入れられている方法です。アロマセラピストになるにはある程度の期間学校に通わなければなりません。一般病棟でも足湯に使っていたりします。リハビリ関連に興味があるのならば作業療法士や理学療法士の資格もいいと思います。

脳梗塞などで麻痺の残った患者さんにとってリハビリは社会復帰のためにはとても重要な役割があります。看護師としての観察力と作業療法士や理学療法士のリハビリの知識があれば必要な時期に必要なリハビリを取り入れることもできると思います。

検査に興味があって検査技師の資格を取った人や手術に使用する機械に興味があり臨床工学技士の資格を取った人もいました。お薬に興味があって薬剤師さんの資格を取る人もいます。

また、意外と多いのが看護師から医師になる人です。本当にすごいことだと思います。私の友人は退院していった患者さんが地域に帰ってどうなっているのかが気になるといって保健師の資格を取得し保健師になった友人がいます。

仕事の合間合間に勉強と就職活動も同時に行っていて資格も取得しました。資格試験を受けないといけないの仕事の隙間時間で勉強できるようにいろいろと考えたと話していました。

看護師はいろんな職種の調整役も行います。その中で興味のある職種の勉強をして自分も知識を持っていると調整や連携はすごくしやすくなると思います。

また自分自身もその知識を生かして患者さんが早く良くなるように指導していくこともできると思います。お互いの仕事のことをよくわかっていると連携も取りやすくなるし、必要な情報を得やすくなったりするためいいことだと思います。

まとめ

看護師のスキルアップの方法について良く聞くものを挙げていきました。スキルアップするための方法もたくさんあると思います。

ここに挙げた方法もほんの一部であるとは思います。自分に合った方法や自分が描く看護師像に合わせてスキルアップの方法も考えていけばいいと思います。家族などがいると仕事をお休みして学校に通うことは難しくなるとも思います。

無理のない範囲でできる方法を選択していけばいいとおもいます。ただ、スキルアップしようと思えば必ずといっていいほどできる仕事だと思います。それぞれのなりたい看護師になれるように、自分に合ったスキルアップの方法を見つけてほしいと思います。

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