看護師が残業になる原因と残業にならないための秘訣

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看護師の仕事は残業を強いられるというケースも少なからずあり、決まった時間内に仕事したくても残業になってしまうことがある仕事です。厚生労働省の調査によれば、2011年から2015年の間に、最大で約5万6000人の看護師が不足しているのが現状で看護師一人にかかる負担が大きくなっていることがわかります。

そのため残業が続くとストレスや悩みになってしまう看護師さんも少なくありません。このことも考慮してシフトを入れたり、休暇をとったりしながら体を休めて勤務していくことが理想的な働き方と言えます。まずはどんな理由で看護師さんが残業しているのかをピックアップして、その後に解消策などを紹介していきます。

看護師の1日の平均残業時間

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看護師の残業は仕事がスムーズに終わらない日には1、2時間はあたりまえと言われていますが、週にすると10時間以上も残業になることもあり、勤務時間が長引くことが多いのが実情です。

残業になる最も多い理由「看護記録や委員会、研究、急患対応」

  • 院内での情報共有、看護記録をつける時間がなく残業になる
  • 他の看護師が休み、患者対応が忙しい日、仕事量が多い時
  • 委員会や院内での教育に追われている、または新人教育のため
  • 研究などに参加していて業務外活動での勉強会のため
  • 昼から夕方からの入院受け入れ対応
  • 急患の患者が多い日
  • 医師の指示を待っていているが医師のスケジュールが詰まっている時
  • 翌日の手術の準備
  • ナースコールが頻繁に続く日
  • 人員不足、人手が足りずに少ない看護師で運営している医療機関
  • 訪問介護のケースでは渋滞などで帰宅が遅くなることも

上記のように様々な理由が重なって看護師は残業を強いられることがあります。

最も残業になるケースでは「看護記録」で、年々書き方も厳しくなっている病院が多く、しっかり細かく記載していないと婦長さんや医師から注意をされることもあるほどです。

会議やオリエンテ―ションなどで残業に

会議やオリエンテ―ションなどの打ち合わせのために残業になることがあります。就業時間中は忙しく記録が出来ないの日などもあり、特に外科は外来やOPが終わってから処置をスタートするので残業になってしまいます。夕方の緊急入院の対応なども重なると更に残業となり、残業時間も2時間ほど伸びてしまうこともあります。

患者対応がスムーズにいかなかった日、仕事量が多い日の看護師の仕事

患者対応がスムーズに行えず人手が足りていない日には自然と残業になってしまいます。仕事量が多い看護師や責任者の場合には更に残業になることも多く、新人教育や委員会や院内での勉強会などに参加をすることで更に残業になってしまいます。対処法としては勤務中にその分の仕事を終わらせるように早い時間帯から対応しておくことでしょう。しかしミスが多くならないように集中して対応に追われます。

勉強会、医師の講座、説明会、機器の利用確認のために残業が多い勤務先

看護師は常に勉強が必要な仕事でう。そのため、会議や勉強会に参加することも多く、自然と残業が当たり前のようになってしまうこともあります。カンファレンス等の会議や部署での会議、勉強会、医師の講座、説明会、機器の利用確認を含めて参加していく義務もありますので自然と帰宅が遅くなってしまいます。もし毎日のように帰宅が遅くなり、私生活にも影響を着たしている時には責任者に相談してみましょう。しっかりとした責任者がいる勤務先ならば医師や病院幹部に知らせて、残業時間が続く状態を緩和することも出来るでしょう。

翌日の手術の準備や資料作りなどがある日にも

その他にも特別な資料作りなどがある日には残業になることが多く、翌日の手術の準備や患者への対応説明、薬の管理、委員会の仕事なども残業の原因となることもあります。委員会の資料作りなどは、手が空いた時間を使ってこまめに進めるようにして、効率よく書いておくか自宅でも少し考えるようにしておけば、大きな残業を回避することが出来ます。

医師の指示待ちで残業になるケースも

医師の指示待ちで残業になるケースもあります。その他にも、ナースコールが頻繁に続く日で対応に追われている時にも残業になってしまいます。医師の指示が無いと仕事を完了することが出来ないケースなども多いので、シフトの入れ方やその他のナースとの連携を含めて会議をしたりしながら今後のシフト調整をうまく組んでいく必要があります。大学病院のように実績のある病院ではしっかり組織化されているところも多く残業が少ない職場もあるようです。

院内の書類の管理に追われていると残業に

新人看護師さんは、院内の書類の整理の仕事を任されることがあります。特に入退院が激しい病棟での書類管理は毎日のように作業が発生します。勤務中は患者さんの対応に追われてしまうことが多いため、勤務時間外に書類の整理を行うことが多く、結果として残業になってしまいます。新人だから、、、という理由である程度仕方ないこととはいえ、どうしても耐えられない場合は上司の方に相談をしてみましょう。

人員不足、人手が足りずに少ない看護師

人員不足、人手が足りずに少ない看護師で運営している医療機関では、1人あたりの業務量が増えてしまうので、残業が慢性的に発生しがちになります。人手が余っているような病院はほとんどありませんが、ギリギリの人数で運営しているような病院の場合は、ある程度の残業は覚悟をしておいたほうが良いでしょう。

残業の少ない病院・職場等、医療機関

ここでは、比較的残業が少ないと言われている病院や医療機関についてご紹介します。

回復期リハビリテーション病院

回復期リハビリテーション病院は、在宅復帰に向けてリハビリを中心に行う病院のため、急患も少なく計画したプランどおりにお仕事を終えることが出来ることが多いです。看護師さんにとっては残業のない安定した仕事が可能な職場と言えるでしょう。

特別養護老人ホームは比較的残業が少ない

特別養護老人ホームは比較的残業が少なく、また、介護士さんと連携が出来る職場なので役割分担が出来ていて看護師さんも仕事をしやすい環境にあります。そのため看護師さんへの仕事の負担も軽減され、残業も比較的少ない勤務先になります。

療養型病院

療養型病院はどちらかと言うと重度の要介護者に対し、リハビリ等をサポートする医療施設なので、寝たきり患者に対する医学的管理サポートをする場所なので残業も少ないと言えます。食事や排泄の介助などの介護サービスなども、介護士さんと連携して行うため、看護師にとっては勤務しやすい職場と言えるでしょう。

透析病院

透析のみに対応している病院です。そのため決まった時間に終了し、集中的に透析を行いその他の複雑な看護師の業務は少ないので残業も少ない職場です。

精神科、精神病院

精神科は心の病を解決するので医療行為が少ないため大きな病院のように複雑な処置あはありません。そのため勤務している看護師さんも残業無く帰宅できる環境です。

残業しないための対処方法や改善方法

看護技術を向上して経験を積む

当たり前のことですが、看護技術を向上させれば患者への対応医師とのコミュニケーション、清拭、採血、など、一つ一つの業務を早く対応していくことが出来るようになります。時間に余裕ができれば、心にもゆとりができますので、仕事の優先度をつけるために頭を働かせたり、資料の作成も集中して行うことができるようになるため、残業時間も減らせるようになるでしょう。

医師とのコミュニケーションや指示は事前に確認

記録は医師の指示を待ってからでないとつけてはいけないというルールの病院も多くあります。しかし、医師は看護師以上に忙しいケースが多く、コミュニケーションを取れる機会が少ないため、勤務時間内には指示がもらえないということもあります。シフトの時間が迫っているときは何かと慌ただしくなるので、引き継ぎのギリギリにならないように、少し余裕を持って医師から指示を受けるように働きかけると良いでしょう。

人員不足の医療機関、人手が足りていない医療機関では

人員不足、人手が足りずに少ない医療機関では看護師さん一人あたりにかかる負担も大きくなってしまいます。同じ部署でほかの看護師が勤務当日に休まれるとその分の仕事もこなさなければならず最終的に残業が発生することが多くなっています。人員不足は医療機関の責任のため、看護師さん個人が解決できる問題ではありません。そのため、慢性的に人手不足が続いたり、激務・残業が続く場合は転職を考えるのも良いでしょう。

看護師転職サイトの利用が有意義な理由

転職サイトには多くの医療機関が登録されていて、勤務前に人員が足りているか?院内の環境や働きやすいかどうか?を確認することが出来ます。転職の際には一度勤務する前に訪れて病院内を見て確認するのもオススメです。看護師転職サイトでは保有資格が活かせて、希望就業形態なども確認でき、入職希望時期などを明確に転職をすることが出来るシステムが整っています。

またママさんナースにも転職が出来る託児所がある勤務先も

育児中の看護師さんでも託児所がある病院への転職も可能です。看護師転職サイトでは医療機関の福利厚生から給料、休日、残業、勤務形態を確認することが出来るため、自分にあった勤務先を検索することが可能です。看護師の職種も看護師、准看護師、看護助手、助産師、保健師と選択が可能になっていて、勤務する日にちや条件も確認することが出来ます。

勤務しやすい医療機関、土日祝休みの勤務先、看護師事前見学OKの職場を検索

大学病院から個人のクリニック、診療所の看護師として勤務したい方は条件検索、日勤のみの看護師産休から託児所付きの医療機関、土日祝休みの勤務先、看護師事前見学OKの病院などを紹介しています。残業が続いていて状況を解消することが出来なく悩んでいる看護師さんには転職をすることで今よりも働きやすい職場を見つけることが出来るようになります。

転職時に病院の設備を確認、電子カルテやを導入している病院に勤務

病院の設備を転職サイトから確認も出来ますし、転職先に自分で確認しに行くことで病院の設備を自分の目で確認できます。予約受付システムを併用している病院など院内でもスムーズな仕事を心がけている医療機関も多くあります。システムを導入している医療機関では患者さんの待ち時間がさらに短縮され、待合室や駐車場の混雑防止、院内感染などに関しても管理が行き届いているので看護師の仕事への負担も緩和されている職場もあるほどです。このように職場によっては残業のない職場もあり転職して残業のない仕事場を選択することも可能です。

最後に

今回は看護師の仕事が残業になりやすい理由とその原因、解消法までをご紹介しました。読んでいただいた方の多くが感じたかと思いますが、残業時間の短縮は看護師個人のレベルではなかなか改善できるものではありません。そのため、職場全体で残業時間の短縮を目指さなくてはいけません。しかし、残業はあって当たり前という考えの病院も少なからずあります。そういう場合は、ストレスを抱えたまま働き続けるのではなく、別の病院で働くという選択肢を考えるのも一つの手ではないかと感じています。

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