看護師に多い人間関係の悩みの原因と解決する為に必要なこと

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看護師として働いているけれど、人間関係が辛くて、仕事に行きたくないとお悩みではないでしょうか?もしくは、仕事は楽しいけど、人間関係が嫌で職場に行くのが毎日辛いとやなんでいる方も多いことでしょう。看護師の方で退職をする人は、厚生労働省によれば推計で年間に12万5000人もいると言われています。。では、どうして看護師で退職する人は多いのでしょうか?今回は看護師の方の悩みの種である人間関係についての解説と、解消するための方法についてご紹介をしていきます。ぜひ、参考にしてください。

看護師が退職する理由

ここでは、看護師が退職する理由についてご紹介しましょう。下記のURLを参考にして解説を行います。

参考元URL: http://www.nursejinzaibank.com/column/detail/970

看護師が退職する理由としては、第1位は結婚、子育てなどの家庭の事情が18%、第2位はスキルアップするが14%、第3位は体調が良くないが9%、第4位は転居したが7%、第5位はこれ以外が4%になっています。

しかし、このような看護師が退職する理由は表向きのものです。ここでは、看護師が退職する本音の理由についてご紹介しましょう。看護師が退職する本音の理由としては、第1位は人間関係で悩んでいるが19%、第2位は上長に対して不満があるが9%、第3位は労働環境に対して不満があるが8%、第4位は給料に対して不満があるが7%、第5位は仕事内容に対して不安があるが6%になっています。
このようなことから、看護師の5に1人が、退職する理由として人間関係を挙げています。
人間関係で看護師が悩んでいるのは、実際には非常に多くあります。

人間関係が看護師の職場で大変な理由

どのような職場の場合でも人間関係の悩みはあるでしょうが、どうして特に人間関係が医療の現場では難しいのでしょうか?

ここでは、人間関係が看護師の職場で大変な理由についてご紹介しましょう。

・職場に多くの女性がいる

95%以上の看護師が女性であるというように、多く女性がいる医療の職場においては、感情に影響されやすい女性独特の複雑な人間関係があります。そのため、無視したり、陰口を言ったり、根拠がないうわさ話をしたりするなど、いじめの陰湿なものが起きやすくなります。

・生命に関係する仕事である

仕事で間違いをすると、患者の生命が危なくなります。生命を預かっているという重い責任があるため、未熟なことについての指導は看護師として厳しくなる場合があります。そのため、看護師が若手や新人の場合は、いつも怒っている先輩や上長の看護師が恐ろしいということでストレスになる場合も多くあります。

・看護観・価値観が違っている

看護現場は幅広いので、ライフスタイルや年代、経験が違っている看護師が仕事を連携して行うことが必要です。看護師としての価値観は、今まで仕事をしてきた職場、看護師としての知識の違い、経験などによって非常に違っています。使命である患者の生命を看護師として守るということは同じでも、看護師として仕事を効率よくすることを重視する場合や、看護師として患者とじっくりと向き合うことを重視する場合などのように、それぞれの看護師が重視する看護観が違っていることもあります。お互いの看護師が持っている看護観が違っているので、どのようなことを相手の看護師が思っているのか理解できないという場合が生じます。そのため、相手の看護師に対して苦手意識がお互いにできる場合があります。看護師の仕事はチームとして協力と信頼がお互いに必要なものですが、医療現場においては人間関係がこのように困難になる多くの要因があります。

●人間関係の悩みは接する看護師によって違う

接する看護師によって、人間関係の悩みは違っています。ここでは、接する看護師による代表的な人間関係の悩みについてご紹介しましょう。同僚・先輩の看護師との人間関係の悩みとしては、急に2人の先輩が冷たくなり、無視されて言葉もきつくなった、お礼や挨拶を言っても全く無視される、特定の先輩からいつも悪口を言われ敵視される、粗探しをひたすらされて毎日怒られる、違うところに点滴等が置かれていたりする、ことが挙げられます。

上長との人間関係の悩みとしては、主任は自分の感情で仕事をしていらいらすると他の人に八つ当たりする、何をしてもひどく怒られるため怖い、ことが挙げられます。家族や患者との人間関係の悩みとしては、患者の家族から馬鹿、態度が良くない、などのクレームを言われる、患者が看護師を召使いと思っている、ことが挙げられます。

医師との人間関係の悩みとしては、セクハラされるので困っている、罵倒を看護師の前でするのが辛い、ことが挙げられます。

ヘルパー・介護士・事務員との人間関係の悩みとしては、「口を看護師とはきかない、看護師を見るとむかむかする」とケアワーカーから言われる、事務員が看護師は偉そうである、あるいは注射ができるのみで高い時給であるなどと悪口を言われる、ことが挙げられます。

人間関係の悩みを解決するために必要なこと

では、看護師の人間関係の悩みに対してどのように対応すればいいのでしょうか?ここでは、人間関係の悩みを看護師が対応する方法についてご紹介しましょう。

●普段の言動を反省してみる

人間関係の悩みがあると、全ての自分を否定されたような感じで辛く思うでしょう。しかし、実際には相手の看護師は、看護師としてのあなたの技術力や普段の仕事に対する取り組みに対して満足していないのみかもしれません。

ここでは、看護師として嫌われる言動についてご紹介しましょう。自分の普段の言動と照合してみて、該当するものがないかチェックしてみましょう。

教えてもらう場合の姿勢としては、メモをしないで何回も同じことを聞く、返事が大きくない、うなずかない、注意された場合にすぐに泣く、アドバイスや注意を受けた場合に言い訳をする場合が多い、ことが挙げられます。

仕事に対する取り組みとしては、積極的に電話やナースコールにでない、冷たい態度を患者に対してとる、自己流で分からないことを対処する、1人で行動する場合が多い、自分の仕事のみをするといいと思っている、遅刻することが多い、業務に対して嘘を言う、ことが挙げられます。

毎日の生活としては、誰にでも挨拶が笑顔でできない、目を見ないで人と話をする、愚痴を言う場合が多くある、自分のことのみ話をしている場合が多くある、医療関係者が男性の場合には態度を変える、医療現場にふさわしくないピアスや茶髪などの身だしなみである、ことが挙げられます。

このようなことに1つでも該当することがあれば、上手く人間関係がいかない要因かもしれません。自分ではいかに悪気がなくても、相手の看護師には嫌われる言動であることを認識しておき、自分の言動や相手の看護師に対する接し方を見直すことからスタートしてみましょう。
そのうちに、相手の看護師にも仕事に対するあなたの真摯な姿勢が伝わって、関係も良くなるでしょう。

●どうして嫌な態度を相手の看護師がとるかを考える

相手の看護師が無視したり、冷たい態度をとったりした場合、見方を少し変えて相手の看護師の立場で考えてみましょう。

ここでは、相手の看護師が嫌な態度をとる理由についてご紹介しましょう。厳しい先輩でいつも怒られる場合は、何度も同じことを言うときつい口調になる、成長して欲しい看護師の場合には注意をどんどんして、自分の経験も教えてくれる、言われなくなると終わりである、ことが挙げられます。

無視される場合は、質問の返事を本当はしたいが忙しいので説明をゆっくりする暇がない、看護師が話をしてこないのであえて相手の看護師から話をしないのみである、同じ事を何回も聞かれると返事をするのが嫌になる、ことが挙げられます。
もしかすれば、怖い厳しい先輩は、後輩の未熟な看護師を成長させたいと思っているのみかもしれません。

もし、このようにあなたが思うのであれば、あなたは今頑張る必要があります。
看護師として一人前になれるように、どのような努力でもしてみましょう。
立派に看護師としてあなたが成長した時、「現在の自分があるのは、あの人のあの時のおかげである」と思えるでしょう。

●大切にしている看護観・価値観をお互いに理解する

一人ひとりの看護師は、違った看護観や価値観をそれぞれ持っています。
しかし、お互いの行動や考えがこのことを忘れると理解できなくなって、トラブルの要因になります。

ここでは、看護観や価値観が違っているケースについてご紹介しましょう。
看護観や価値観については、自分は看護をじっくりと患者と向き合ってしたいと思っているが、相手は自分の仕事を効率よく行って、可能な限り周りの看護師を手伝うことが大切であると思っている、ことが挙げられます。

行動については、自分は仕事に今余裕があるため、話し相手になって欲しい患者が言っているので話し相手をしようと思っているが、相手は自分の仕事に今余裕があるため、夜勤の人がこの後楽になるようにできることは今のうちに行おうと思っている、ことが挙げられます。
このように、相手の価値観や考えに違いがある場合、大切にしているお互いの看護観や価値観について一度話をしてみましょう。

マンツーマンで話をしたくない場合は、休憩時などの他の看護師も一緒にいる際に話をしてみるのも一つの方法です。
相手のことをあなたが考えていることが分かると、このようなケースの場合には、あなたは相手から協力が必要であることを学ぶでしょう。
また、周りの看護師にあなたが気配りすることによって、スムーズに業務ができ、人間関係の悩みもなくなるでしょう。さらに、相手も、患者とじっくりと向き合う大切さをあなたから学べるでしょう。

このように、相手の考え方や価値観を理解して、自分の考え方や行動を改善したり、自分の考え方を相手に伝えることによって、お互いの成長に人間関係の悩みを繋げられたりするでしょう。

●自分の強みを仕事で持つ

自分しかこの仕事はできない、これのみは最も自分が詳しい、などというように、自分の強みを仕事で持ちましょう。資格をスキルアップのために取るのもいいでしょう。

また、他の科目であなたが経験した場合には、この知識を活用して、その科目に特化して知識の専門的なものをさらに磨くのもいいでしょう。

看護師が新人の場合は、「最も早くナースコールに出る」ということでもいいでしょう。
自分の強みを探して伸ばすことによって、周りの人達からあなたが認められ、さらに自信が自分にもつきます。

●相談を信頼できる人にする

相談を信頼できる先輩や同僚、上長にすることによって、解決する方法が見つかることもあります。特に、差し障りが業務にある場合、悪意が相手にあって解決が自分のみではできない場合、セクハラ・パワハラの場合などは、解決を自分のみの力でしないで相談を専門機関や上長にする必要があります。

人間関係の悩みを相談する場合は、話しやすくて信頼できる人がおすすめです。看護師が新人の場合は指導係やプリセプターの看護師に、看護師が中堅の場合は信頼できるチームリーダーや同僚、師長や主任の看護師がおすすめです。

上長のパワハラの場合は、組合が職場にあると相談ができます。また、専門の行政の相談機関もあります。
これ以外にも、相談をネットの専門の看護師の悩みの掲示板などですると、悩みを同じように持っている人を探すことができます。
同じような悩みを持っている看護師を増やして、全体の看護業界のトラブルとして見てみると、解決する方法が見つかる場合もあります。

また、人間関係でトラブルが起きて悩んでいる場合に相談を自分のプリセプターにすると、悩みが職場中の看護師に相談した次の日に知れていた、というようにどうしようもない状態になったようなケースもあります。
特に、人間関係の悩みはデリケートなことでもあるため、相談する場合には慎重に本当にあなたが信頼できると思う人を選びましょう。

●業務において大切なコミュニケーションが取れないケース

人間関係の悩みのために、業務において大切なコミュニケーションが取れなくて、支障が仕事に出ている場合は、相談を可能な限り早く上長の師長や主任にすることが大切です。解決がこれでもできそうにない場合は、トップの医院長や看護部長、あるいは組合が職場にある場合は組合に相談して、職場全体で解決してもらう必要があります。

業務において大切な情報を共有することができなくなるのは、連携ミスが看護師同士で起きることによって患者の生命が危なくなる恐れがあるということになります。

このような場合は、あなたのみで解決できるようなトラブルではすでになくなっています。
そのため、解決するために職場全体として取り組む必要がある、喫緊のトラブルです。

●現在の職場環境を変更する

あなたの現在の職場環境を変更することも、看護師の仕事をする場合に人間関係の悩みからあなたが解放されるための解決方法の前向きなものです。
ここでは、人間関係の悩みのために仕事をする職場環境を変更することを考えた場合に役に立つことについてご紹介しましょう。

・異動できるか退職する前に検討する

現在の職場に対して、人間関係の悩みで不満を持っているような看護師もいるのではないでしょうか。もし、現在の職場が待遇や条件が良くて、やりがいを仕事に対しても感じているのであれば、簡単に退職するのはもったいないでしょう。上長に、まずは所属している職場を異動したいことを申し出るようにしましょう。異動することによって、同じ病院内の場合でも最初に人間関係は戻ります。
また、異動の相談を上長にする場合に、人間関係の悩みが異動したい要因であることを伝えておくと、良好な人間関係の職場へ異動ができるように気配りしてくれます。

・退職することは患者と自分自身のための積極的な決断である

異動先が現在の職場にない、あるいは業務や職場そのものに魅力がなくなった場合は、転職を思い切って決心するのも方法の一つです。
人間関係の悩みのために退職すると言えば、周りの人から「甘い」「わがままである」などと言われることを恐れたりする場合があるかもしれません。
しかし、例えば、仕事の申し送りや相談が人間関係の悩みによるストレスのためにスムーズにできなければ、これが要因で医療ミスの大きなものを引き起こすかもしれません。
また、ストレスが自分自身も溜まってうつ病になって、朝起きることさえできなくなる恐れもあります。
このように、退職して最悪の事態にならないようにすることは、自分自身と患者を守るためにも積極的な決断になります。

・職場へは無難な退職理由を伝える

人間関係の悩みが本当のあなたの退職理由の場合でも、そのままこの理由を正直に現在の職場に伝えると、これが相手の耳に入ることもあり得ます。そうすると、退職がいかに決定していたとしても、退職するまでの間にひどい嫌がらせをさらにされたり、居心地が職場において悪くなったりすることもあります。このようなトラブルを防止するためにも、退職理由を現在の職場へ伝える場合には、例えば、無難な「家庭の事情」などというような理由にする方がいいでしょう。

●いい人間関係の職場を探す

人間関係の悩みは、組織で仕事をする以上、避けることができないものです。
どのような職場の場合でも、大なり小なり人間関係の悩みはあるということは覚えておきましょう。このことを考慮しながら、人間関係で可能な限り悩まないで済むための職場を選択する方法についてご紹介しましょう。

・いい人間関係の職場を探す方法

信用が最もできる情報としては、その職場で実際に仕事をしている看護師から話を直接聞くことです。あなたの知人が転職したい職場で仕事をしている場合は、生の現場の声を一度聞いてみましょう。

知人が転職したい病院にいない場合は、職場見学や面接の場合や、患者として自分が病院を実際に利用した場合に、そこで仕事をしている看護師同士の話を確認して、仕事をしている際の雰囲気を確認するのもいいでしょう。

また、専門の看護師転職サイトを利用すると、いい人間関係の病院をコンサルタントから紹介してくれます。専門の看護師転職サイトのコンサルタントは、直接多くの医療機関や看護師と今まで接してきているので、職場の人間関係に関しても熟知しています。
しかし、評判が実際には良くない病院の場合でも、営業成績をアップするために偽って「いい人間関係の仕事をしやすい職場です」と紹介するような質の良くないコンサルタントもいるため注意しましょう。
コンサルタントを判断することが困難な場合には、コンサルタントに、自分が仕事をした経験があり、職場が良くないことが分かっている病院に転職したいことを試しに相談してみましょう。この反応を確認することによって、コンサルタントが信頼できるかどうかを見極める目安になります。

・前向きな意欲を応募先には伝える

応募する病院の面接の際には、「どうして今まで仕事をしていた病院を退職したのか」という退職理由について必ず聞かれます。人間関係の悩みが本当の自分の退職理由であった場合でも、応募先にこの退職理由を伝えるのは止めましょう。
正直に「人間関係の悩みのために退職した」と話をしてしまえば、「この看護師はトラブルの要因になるかもしれない」「コミュニケーションスキルが高くないかもしれない」と思われる恐れもあります。そのため、このような場合には、「キャリアアップやスキルアップのために退職した」などと積極的な退職理由を話す方がいいでしょう。
応募先の病院に対しては、「どのようなことを転職してしたいか」というような積極的な意思を伝えましょう。

■まとめ

多くの看護師が人間関係で悩んでいますが、悩む理由は看護師によっていろいろです。
看護師が人間関係で悩まないように、ここでご紹介したような人間関係の悩みを看護師が対応する方法について十分に把握しておきましょう。

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